事業概要
ブランドやキャラクターデザインを使用したステーショナリーなどパーソナルな文具・雑貨・玩具の企画・開発・販売を主業務とする。
導入背景
趣向変化が激しく、商品ライフサイクルが短いことによる多品種少量販売を宿命付けられたビジネス環境にあるため、市場環境の変化に迅速かつ柔軟に対応できる業務基盤が必要となった。
旧来の基幹システムは、親会社である学習研究社のメインフレームに依存していた。しかし、販売、在庫管理システムなどは、出版事業を主体とする親会社と取引形態が全く異なるため、メインフレーム上にサブシステムを構築するなど、開発運用コストの負担が大きかった。また、業務間の連携が不十分であるなど、システム的な課題も抱えていた。
これらの問題解決と共に、市場の変化に迅速かつ柔軟に対応するための業務基盤としての“課題の見える化”を実現するため、自社に合った独自のシステム構築を目指しGRANDITの導入に至った。
導入背景
- 1開発・販売のリードタイムの短縮やオペレーションコストの削減に対する恒常的な課題
- 2メインフレーム上のサブシステムに関わる構築・運用コストの負荷が大きい。
- 3業務間の連携が不十分なため、必要なデータがタイムリーに入手できず。入手したデータでは詳細の把握ができない。
システム検討にあたっての考慮事項
学習研究社自体が基幹システムを外資系ERPで再構築することが決定しており、利用料を支払ってサービス提供を受ける考え方もあった。
解決の考え方
- 1親会社のメイン事業は教育出版事業であり、ビジネスモデルや取引形態が親会社と大きく異なる。
- 2親会社に導入されるステムの設計思想が文具・雑貨・玩具メーカーの思想と異なる。
- 3事業規模が違う。
以上のことを考慮し、経営環境に柔軟できる独自の自社システムを開発導入する方向となった。
導入した仕組み
導入効果
- "課題(社内)の見える化"が実現できた。
・販売系のデータと製造系のデータが統合されたため、状況が容易に把握可能になった。
・フローが可視化されたことにより、内部統制の強化を実現。 - "課題(社内)の見える化"が実現できたことにより、迅速な意思決定が可能になった。
- 従来の開発・運用コストに比較して3~4割の削減効果があった。