導入背景
自社で開発したシステムが陳腐化した上に、これを保守できる要員が居なくなった。
IT統制にも未対応で、次のシステム導入が急務となった。
これまで、自社のシステム担当による開発が行われていたが、陳腐化には騙しながら運用で対処してきた。しかしながら、情報システム部門の要員も定年を迎えるなど、保守、運用するための要員が殆ど居なくなってしまった。この結果、内部統制など、重要な施策にも対応ができなくなってしまった。
これらの対応が急務となったため、自社開発の考えを転換しパッケージの導入に至った。
具体的に発生していた問題
- 1システムが陳腐化
- 2内部統制など新しい事象に対応できなかった。
- 3属人化したシステムの運用で運用ミスなどが発生し業務が止まるケースが度々発生していた。
システム導入検討時の課題
親会社の意向
導入した企業は化学メーカーであり、親会社が持つ主要な商品を開発するためのプラントを請け負っている企業である。導入にあたっては、グループ全体のシステム投資(導入、運用)を効率化するため、業種の異なるグループ企業への展開も考慮する必要があった。このため親会社側にシステムを導入し(プライベートクラウド型)、このサービスを利用することにした。この結果、既存システムにおいてサービスされている調達先管理の機能を失ってしまうことが判明した。
解決の考え方
親会社が提供するシステムを利用し、アプリケーションのカスタマイズができないため、調達管理の追加機能を導入する方式とした。
システム概念
導入効果
- クラウド型のシステムとなったため、システムの保守費や運用費を削減することができた。
- クラウド型のシステムとなったため、システムの保守費や運用費を削減することができた。
- 運用ミスによる業務停止などのトラブルが無くなった。
- 属人的なシステムの運用が無くなった。
- 内部統制などの新制度への対応が可能になった。