損益管理テンプレート
プロジェクトや案件ごとの損益をリアルタイムに把握することができるテンプレートです。
今まで財務会計の締め処理後にしか把握できなかったプロジェクトごとの細かい損益状況が確認でき、早期の経営判断が可能になります。
システム範囲について
販売、調達・在庫、債権・債務、経費、経理の各モジュールにプロジェクト損益管理に関わる機能を追加しています。標準機能のプロジェクト管理機能を強化して見積、案件受注、WBS作成、原価発生、原価確定・売上計上までの進捗及びWBSごとの損益の状況を見える化します。
営業・販売担当
受注、概算原価算定など
経営部門
損益管理など
会計部門
原価、経費管理など
制作担当
工数算出、外部発注など
機能の特徴紹介
FEATURE
リアルタイム損益状況把握
・プロジェクトごとにリアルタイムで確認が可能です。
・WBS単位での売上/原価の予実管理ができます。
・工数まで考慮した人件費など、
GRANDIT標準よりも細かく経費の設定できます。
FEATURE
管理会計との連携と2次利用
・管理会計仕訳を自動作成し、連携できます。
・さらにプロジェクトに案分したい共通費を
会計側から連携可能です。
・プロジェクトの損益状況をExcelへ出力できるなど、
データの2次利用も自在に行えます。
機能の詳細
プロジェクト別の損益状況がリアルタイムで把握可能
今まで財務会計の締め処理後にしか把握できなかったプロジェクトごとの細かい損益状況がリアルタイムで把握でき、早期の経営判断が可能になります。
プロジェクトをWBS単位に細分化し、予算と実績を精緻に比較可能
プロジェクトをフェーズ、WBS単位に細分化し個別に担当者を設定できます。またWBS単位で売上/原価の予算を設定した上で、実績を集計可能です。これにより、きめ細かく予算と実績を比較でき、予実管理のPDCAの精度向上に貢献します。
プロジェクトごとの原価や売上に応じた間接費の自動配賦を実現
配賦基準を柔軟に設定し、売上額や原価額に応じて間接費を自動配賦できるため、配賦作業時間を削減し、より実態に近いプロジェクト損益が把握できます。
管理会計でプロジェクト別の工数・人件費管理を実現
プロジェクトごとに各社員の工数・人件費を集計し、経費として損益に反映できます。工数締処理により、管理会計仕訳を自動作成します。
画面サンプル
案件入力
営業担当者が案件情報を入力する画面です。営業タブにて営業担当者工数の予定値を入力します。フェーズタブにてフェーズごとの売上、原価、工数人件費の予定値を入力します。これにより案件の予定収益が確認可能となります。
WBS入力
作業部門が原価・工数人件費の見込みを入力する画面です。原価タブにて原価の見込値を入力します。工数人件費タブにて工数人件費の見込値を入力します。これによりWBSごとの予定収益が確認可能となります。
主に対応している業種
エンジニアリング
会社
人材派遣業
広告代理店
SIer
上記の業種以外にも対応しておりますので、
お気軽にお問い合わせください
お問い合わせ
こんな悩みや課題はありませんか?
プロジェクトごとの損益管理がリアルタイムにできていない…
・損益管理が“どんぶり勘定”になっている。
・タイムリーな損益状況が把握できず経営判断が遅れる。
・問題プロジェクトの把握が遅れ、売上後に損失が数多く発覚している。
プロジェクトの進行状況がコストとして把握できるため、早い段階で問題のあるプロジェクトを把握できます。また、会社全体、部門全体など損益状況が、多面的にいつでも把握できるため素早い経営判断が可能になります。
財務費目でしかプロジェクトのコスト状況を把握できておらず、プロジェクト固有の特徴を見逃している。
プロジェクトごとに管理費目が設定できるので、各プロジェクトのコスト面での状況をリアルタイムに把握できます。
間接費の配賦に手間がかかる。
間接費の柔軟な自動配賦設定機能により、間接費配賦の作業を効率化し、高い精度でプロジェクトの損益を把握できます。
自社業務の仕組みを見直し効率化を図るため、効率の良い業務モデルを模索している。
本テンプレートが想定する標準的な業務フローとお客様の現行の業務フローを比較し、運用を変更する点(パッケージに業務をあわせる)、自社の強みとして活かす点(パッケージのカスタマイズ等を行う)を整理するアプローチをプレ要件定義フェーズ、要件定義フェーズにて実施することで最適な業務モデルを決定するご支援をさせていただきます。
内部統制に対応したい。
GRANDITは統合ERPパッケージですので、ログ・変更履歴のチェック機能・WF機能等、内部統制に必要な機能は標準搭載されております。
GRANDITとシームレスに連携する本テンプレートも、もちろん内部統制対応が可能です。
導入例
プロジェクト予算、見込の登録にて勘定科目に依存しない売上・見込工数・見込原価等の登録を実現しています。
GRANDITは標準機能の状態でもプロジェクトマスタを保持しており、プロジェクト型の業務に合わせた担当部門ごとの簡易的な損益管理は実現可能ですが、本テンプレートでさらに拡張することで、プロジェクト担当者等の項目を登録することも可能になります。
プロジェクトごとに案件登録が可能で、WBSを登録して実施する予算や見込情報の管理、原価・経費・工数実績登録等の実績登録機能などなど、きめ細かな項目管理を実現しています。
さらに、共通部門の経費を個別プロジェクトへ配賦する機能もありますので、管理会計へ進むまで見えにくかった共通費もプロジェクト進行時に可視化できます。
そして、これらのデータをプロジェクト予実対比帳票で集計することで、経費を漏れなく網羅して算出されたWBSごとの予算・見込・実績の損益状況の把握が可能となります。
導入実績
日鉄日立システムソリューションズのGRANDITソリューション事例をご紹介株式会社フロンテッジ様
従業員数
250名
※導入当時
年商
400億円
※導入当時
プラント・建設エンジニアリングJNC株式会社グループ企業
エンジニアリング部門子会社様
従業員数
100名
※導入当時
年商
90億円
※導入当時
流通業
株式会社学研ステイフル様
従業員数
78名
※導入当時
年商
35.2億円
※導入当時
製造業
株式会社アドバネクス様
従業員数
369名(単体)
年商
97.53億円